ケアマネージャー様へ
一期一会とは『あなたとこうして出会っている、この時間は二度と巡っては来ない、たった一度きりのものです。だから、この瞬間を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしよう』という意味です。私たちスタッフは御利用者、御家族、関係者の皆様へ一期一会の精神を念頭に置き、介護サービスの提供をさせていただきます。
医療対応が必要な方の受け入れについて
下記はあくまでも目安となります。医療機関(主治医、訪問看護ステーション)との連携体制、ご家族の通院対応の可否によっても個別に状況が異なりますので、まずはご相談ください。
膀胱留置 カテーテル(バルーン) |
人工肛門 | 在宅酸素 | ペースメーカー | 褥瘡 |
インスリン | 透析 | 胃ろう | 経鼻経管栄養 | 痰の吸引 |
中心静脈栄養 (IVH) |
気管切開 | 肝炎 | 梅毒 | MRSA(ブドウ球菌感染症) |
結核 | 疥癬 |
認知症可 | 終身利用可 | 体験入居可 | 短期入居可(1泊~) |
医療対応 | 可否 | ご入居受け入れに関する基本的な考え方 |
膀胱留置カテーテル (バルーン) |
○ | 詰まりや抜去等、緊急対応時の医療連携体制構築により対応可能としております。 |
■病状について 病気や障がいで自然排尿が出来ない場合に、ゴムかシリコン製のカテーテルと呼ばれる管を尿道から膀胱に挿入して、尿を排出させることがあります。カテーテルは衛生管理面から定期的に交換する必要があります。これは医療行為にあたります。介護スタッフは行えませんが、看護師の配置によって入居できます。 |
医療対応 | 可否 | ご入居受け入れに関する基本的な考え方 |
人工肛門 | ○ | 医療連携体制構築により可能としております。 |
■病状について 大腸や小腸など消化器系の一部又は全部を切除したために肛門を使うことが出来なくなった場合は腹部に排泄孔を増設して排泄します。排泄物を溜めておく装具の装着、交換、管理、及び皮膚の清拭やケア、排泄物の処理などが必要です。排泄物の処理以外は医療行為にあたるため、介護スタッフが行うことはできませんが、看護師の配置によって入居できます。 |
医療対応 | 可否 | ご入居受け入れに関する基本的な考え方 |
在宅酸素 | ○ | 医療連携体制構築により可能としております。 |
■病状について 肺気腫や間質性肺炎、肺線維症、肺結核後遺症などの呼吸器疾患や、慢性的な心疾患を患っているため、体内に酸素を十分に取り込めないような場合に、自宅にて酸素ボンベを使って酸素吸入をする治療法です。酸素ボンベの取扱には細心の注意が必要となり専門的な知識が必要ですが、在宅酸素療法を行っている方でも入居は出来ます。 |
医療対応 | 可否 | ご入居受け入れに関する基本的な考え方 |
ペースメーカー | ○ | 原則、検査・術後安定している方、対応可能としております。 |
■病状について 不整脈など心臓の収縮に問題がある場合は、心臓に電気刺激を与え、必要な収縮を発生させる装置です。ペースメーカーを埋め込んで数ヶ月以上が経過し、状態が安定していれば、日常生活に支障がほぼないと言われています。毎日の脈拍チェックが必須となりますが、それは本人でも出来ることです。定期的な通院介助程度の難易度のそれほど高くない介護が基本となるため、ペースメーカーがある方でも、入居は可能です。 |
医療対応 | 可否 | ご入居受け入れに関する基本的な考え方 |
褥瘡 | △ | 医療連携体制構築により可能としております。 |
■病状について 寝たきりの生活を続けると血行が悪くなり、身体とベットなどが接触している箇所の組織が壊死する、いわゆる床ずれを起こしてしまいます。床ずれはガーゼの交換や消毒などの医療処置が必要で、介護職員が行うことはできませんが、看護師の配置によって入居は可能です。 |
医療対応 | 可否 | ご入居受け入れに関する基本的な考え方 |
インスリン | △ | 血糖値が安定しており、自己にて血糖測定や注射が可能な方、 (見守り程度)は、原則問題ございません。 |
■病状について 糖尿病の症状によってインスリンの分泌が不足している方は、定期的な通院と1日数回のインスリン投与を行う必要があります。インスリン投与は医療行為にあたるため、介護スタッフが行うことは出来ません。インスリン投与が必要な方は、看護師の配置によって入居可能です。 |
医療対応 | 可否 | ご入居受け入れに関する基本的な考え方 |
透析 | △ | ご入居時の相談により |
■病状について 慢性腎不全が進行した方の中には、尿毒症予防のため人工透析が必要な方も多くいます。食事は低タンパク、減塩、高カロリーが基本です。人工透析は専門の病院でしか行えません。施設に入居する場合は週3回(初期では2回)の通院介助が必要になりますが、人工透析が必要な方でもご家族様の支援がある方は要相談にてご対応させていただきます。 |
医療対応 | 可否 | ご入居受け入れに関する基本的な考え方 |
胃ろう | ○(別所) | 別所のみ対応可能です。一期一会本店は[ × ] |
■病状について 食べたり飲み込んだりする事が出来ない、または困難な状態(摂食嚥下障害)にある方は、十分な栄養補充のために胃に穴をあけ、カテーテルと呼ばれる管を通して栄養を送り込みます。カテーテルのタイプによって異なりますが、数ヶ月ごとに交換が必要になりますが、看護師の配置により、比較的入居できる施設は多いようです。 |
医療対応 | 可否 | ご入居受け入れに関する基本的な考え方 |
経鼻経管栄養 | × | ご入居は難しいと思います。 |
■病状について 口から食べたり飲み込んだりすることができない、又は困難な状態(摂食嚥下障害)にある方が、鼻から消化管にチューブを挿入し、流動食を投与して栄養を摂取する方法です。鼻チューブのケアは医療行為にあたるため、介護スタッフが行うことが出来ません。看護師の配置によって入居できる施設もありますが、胃ろうのケースよりも少ないのが現状のようです。 |
医療対応 | 可否 | ご入居受け入れに関する基本的な考え方 |
痰の吸引 | ○ | 医師の許可があれば対応可能 |
■病状について 気道や気管の中にある分泌物などを自分で出すことが出来ない場合、窒息したり、嚥下性肺炎を起こしたり危険性があります。それを予防するために、鼻からプラスチック製のチューブを気管に通し、分泌物を吸い出すことを、たんの吸引と呼びます。医師や看護師しか行えない医療行為にあたりますが、看護師配置をすることで、たん吸引が必要な方でも入居できる施設はあります。 |
医療対応 | 可否 | ご入居受け入れに関する基本的な考え方 |
中心静脈栄養(IVH) | × | ご入居は難しいと思います。 |
■病状について 長期的に口から栄養摂取出来ないだけでなく、胃ろうによる栄養摂取も難しい場合、中心静脈栄養という方法が採られます。中心静脈にカテーテルと呼ばれる管を挿入して、そこから高カロリー輸液を投与する事で栄養の補給をします。これらは介護職員だけで対応することは不可能です。これらは全てが医療行為にあたり、専門的な知識や経験が必要になりますが、24時間の訪問看護サービや医療機関との連携により、入居できる施設もあります。 |
医療対応 | 可否 | ご入居受け入れに関する基本的な考え方 |
気管切開 | × | ご入居は難しいと思います。 |
■病状について 呼吸不全やたんなどの分泌物が吐き出せず窒息の危険性がある方は喉に直接、穴をあける治療法を取ります。そうして気管にカニューレというパイプ状の医療器具を挿入して気道を確保し、呼吸管理や分泌物の吸引を行います。2週間に1度のカニューレの交換の必要があったり、また定期的にたんや唾液の吸入が必要で。これらは全て医療行為にあたります。専門的な知識や経験が必要になりますが、24時間の訪問看護サービや医療機関との連携により、入居できる施設もあります。 |
感染症 | 可否 | ご入居受け入れに関する基本的な考え方 |
肝炎 | ○ | ご入居は原則問題ありません。 |
■病状について 肝炎は肝炎ウイルスが体内に入り込むことにより起こります。肝炎ウイルスに対して免疫機能が働き、抗体を作り、ウイルスの住み着いた肝細胞を一緒に破壊してしまうことで、肝臓に炎症がおこります。また、肝炎ウイルスが免疫によって完全に排除されれば、肝炎は治ります。入居者に肝炎ウイルスの感染者がいたとしても予防が徹底されていれば感染の可能性も少ないため、入居は可能です。 |
感染症 | 可否 | ご入居受け入れに関する基本的な考え方 |
梅毒 | ○ | ご入居は原則問題ありません。 |
■病状について トレポネーマパリダという細菌の感染で起こる病気です。主に梅毒にかかっている人との性交渉により、皮膚や粘膜の小さな傷からトレポネーマが侵入して感染します。抗生物質による治療で完治しますし、そもそも梅毒は感染力が弱いため、基本的な衛生管理が出来ていれば感染の危険性は非常に低いものです。そのため、治療が終わって感染の危険性がない方であれば、入居に問題はありません。 |
感染症 | 可否 | ご入居受け入れに関する基本的な考え方 |
MRSA(ブドウ球菌感染症) | ○ | ご入居は原則問題ありません。 |
■病状について メチシリン耐性黄色ブドウ球菌のことで、多くの抗生物質に対して耐性を持っています。そのため、抗生物質を投与しても治療が思うように進まず、患者の抵抗力だけが頼りになる場合が多いのが実情です。重症化すると敗血症や骨膜炎、心内膜炎、骨髄炎などに陥って死亡する事も少なくありません。とはいえ、MRSAは基本的な衛生管理が出来ていれば感染の危険性は非常に低いものです。そのため、MRSA保菌者だとしても、入居に問題はありません。 |
感染症 | 可否 | ご入居受け入れに関する基本的な考え方 |
結核 | △ | 医療機関と相談の上ご入居を検討させていただきます。 |
■病状について 結核菌を吸い込むことによって感染する感染症です。全身性の疾患ですが、約90%以上は肺に起こるので、肺結核がほとんどです。不治の病とも言われていた昔と違い、結核は抗結核薬の進歩によって治療をすれば治る病気です。感染者は結核病棟での治療が義務付けられていますが、治療が終わって感染の危険性がない方は、問題なく入居は出来ます。 |
感染症 | 可否 | ご入居受け入れに関する基本的な考え方 |
疥癬(かいせん) | × | ご入居は難しいと思います。 |
■病状について ダニの一種であるヒゼンダニ(疥癬虫)が皮膚の角質層内に寄生しておこる皮膚感染症です。感染後2週間から1ヶ月程度の潜伏期間の後に発症します。全身に激しい痒みが現れるのが特徴です。集団感染の恐れがあるため、施設での受け入れは厳しいのが現状です。 |